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糸島市、保育所開園続々 待機児童の改善へ

2021.03.19

前原南に開園する小規模保育所「なぎの木保育園」

 糸島市で伊都の杜など、区画整理事業や宅地開発の影響で子育て世代の転入が続き、未就学児(0~5歳児)の保育所入園希望者が増加中だが、新規園の開所などの取り組みが奏功し4月にはここ数年、増加傾向だった待機児童が改善に向かいそうだと市は期待している。

 2017年に初めて発生した待機児童は年々増え続け、18年13人、19年78人、20年74人と待機児童の解消が市政の重要課題となっていた。市はこれに対応しようと対象年齢0~2歳児の小規模保育所(19人定員)の開園を進め、21年度には新規の3カ所が開園。御床とことこ保育園(志摩御床)、風の子保育園(南風台)、なぎの木保育園(前原南)で、18年に開園した、りんでんの家に続き4園となった。

 その他1保育所の定員20人増と1幼稚園の認定こども園への移行で、4月の定員数は昨年に比べ97人増加する。これまで市は、保育所定員増や新規保育所の開園で、19年度15人、20年度106人と、この3年間で218人増加させてきた。

 2月末時点の申請者2939人、入所決定2797人で142人が入所保留となっているが、特定園のみの希望者や企業主導型保育園利用者などを除くと待機児童は39人となった。待機児童数は19年4月、78人、20年4月は74人だったので、昨年から半減した。現在市は第3次選考を進めていて、21年度の待機児童は30人程度となる見込み。

 また、市内に保育所の需要があるとして、国が助成する企業主導型保育園の開設が加速し22年度までに新たに5園ができる見込み。

 市子ども課はここ数年上昇傾向にあった待機児童は、21年度は大きく改善できる環境が整いつつあるとする。ただし、今後の子育て世代転入の動きや、コロナ終息後の保育需要増を考えると待機児童発生には予断を許さず、発生具合の原因を見て臨機応変に迅速に対応していきたいとしている。

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