糸島新聞
創刊100周年

糸島新聞社
1917年(大正6年)創刊
福岡県糸島市前原東1-8-17
TEL:092-322-2220
FAX:092-324-5115
itoshin@blue.ocn.ne.jp

ニュース
News List

5カ国155人、熱心に勉強  日本文化語学院

2019.01.1

久保山紗衣先生(左端)が出題する日本語の問題に次々と答える中級クラスの学生たち

アルバイト先のローソン糸島警察署前店で、手際よく丁寧な接客をするGC・ラムさん

 糸島市前原中央の「日本文化語学院」は、外国人留学生を対象にした日本語学校。中級クラス(20人)の授業は、日本語教師が漢字の単語を示し、読み方を口々に言わせる復習から始まった。「のうさくぶつ」「ぜんはん」「かんこうあんない」。みんな正解をスラスラと言う。

 学習期間は、入学時期が異なるため1年3カ月~2年間。現在は1年生60人、2年生95人の計155人(8クラス)。国籍別で多い順に、ネパール、ベトナム、中国、スリランカ、韓国の5カ国。

 入学時は「日本語能力試験」の初歩レベルのN5以上に合格しているが、大半の学生は日本語での日常会話は難しい。学生たちが目指すのは、日本の大学や専門学校への入学。大学は留学生に、日本語能力と基礎学力を評価する「日本留学生試験」を課す。そのため同学院は、総合科目(社会に相当)などの特別講座も設けている。

 一昨年秋に入学し、中級クラスで学ぶ中国・西安出身の米琪薇(マイ・キビ)さん(23)は、人気グループ「嵐」の櫻井翔さんのファン。「(志摩の)櫻井神社はもちろん行きました」とにっこり。北海道の大学の獣医学部を狙う。

 同学院の総務担当・臼井梨華さん(40)は「みんな素直です。生活しながら日本の文化や習慣を覚えている」と話した。

「よく働く」と評判GC・ラムさん(22)

 ネパールから17年夏に来日し、日本文化語学院の午後の部で勉強中のGC・ラムさん(22)。1年前から糸島市のローソン糸島警察署前店で夜勤のアルバイトローテを週3回こなし、常連客から声を掛けられるほど親しまれている。

 コンビを組む森重誠さん(67)によると、ラムさんは人当たりがいいだけでなく、お客さんの顔をよく覚えている。たばこのいつもの銘柄を、言うと同時に取り出されてお客さんは喜ぶ。店内で姿が見えないと、「ラムは今日はおらんの」と気に掛けるお客さんも。森重さんは「働きぶりを褒めたら、『お金をもらっているから当たり前です』と返ってきた」と感心する。

 上達した日本語で「日本人のようにまじめになりたい」と話した。4月からは福岡市内の専門学校へ進学する予定。

ニュース一覧