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松本さんにアジア貢献賞 ミャンマーで歯科保健ボランティア   

2019.04.11

ヤンゴン近郊の農村の小学校で歯みがき指導をする松本さん

糸島ロータリークラブの受賞祝賀会で、妻のさえさん(右)と並ぶ松本さん=3月30日

 かつてJR筑前前原駅前で小児歯科専門のクリニックを開き、閉院後の8年前からミャンマーで年半分を歯科保健活動のボランティアに費やす歯科医師の松本敏秀さん(61)=福岡市早良区=が、西日本国際財団(理事長・久保田勇夫西日本シティ銀行会長)から「第20回アジア貢献賞」を贈られた。

 糸島ロータリークラブ(稗田與志人会長)は先月、現在も会員の松本さんを囲んで受賞祝賀会を開いた。

 松本さんがミャンマーでの活動を始めたのは2011年5月。九州大・小児歯科の勤務時代に受け入れたミャンマー人留学生が縁。

 ヤンゴンを拠点とし、1回で2カ月ほどの滞在中に、電気や水がある場所では同国の歯科医師たちと歯の治療を行い、虫歯予防のための歯磨き習慣の指導を行っている。対象は、孤児や少数民族、内戦被災者、心身障害児・者など「医療弱者」。日本でキャリーバッグに詰めた歯ブラシや医薬品も配る。今は年間、50~60カ所へ足を運び、6千~8千人に関わっているという。

 手洗いの習慣がなく衛生的に厳しい同国。感染症予防という医療面からもデンタルケアは欠かせない。

 活動に際して堅持するのは「ミャンマー人の問題はミャンマー人で解決する」の信念。中部のカヤー州では、日本に留学経験のある学校教師ら数人が松本さんの活動に賛同。一方、同州の実業家らが学校へ資金提供し、歯科保健の重要性啓発を後押し。モデルケースの地域として期待しているそうだ。

 受賞について松本さんは「現地の学校の先生、地域のリーダーらが僕の考えを理解してくれるから活動できる。国内でも多くの方のご協力を得ていることを再認識した」と語った。

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