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独自の防災マップ策定へ 避難勧告2度、糸島市の池田南行政区

2019.05.23

避難経路などについて話し合う池田南行政区の人たち

 梅雨入りが目前に迫る中、二級河川・瑞梅寺川(池田川)が地域の真ん中を流れ、一部地域が西側の雷山川との間に挟まれる糸島市・池田南行政区(福島春夫区長)の約50人は19日、池田行政区自治会公民館で、水害などを想定し避難経路や避難場所を詳しく話し合い、行政区独自の避難計画策定に向け、大詰めの作業に入った。

 市の波多江校区ハザードマップでは、最大降雨量1053㍉の場合、同行政区の大部分で0・5㍍以上3㍍未満の浸水が想定されている。

 2015年8月には、集中豪雨で瑞梅寺川が避難判断水位(2・1㍍)を超え、同行政区などに避難勧告が出された。昨年7月の西日本豪雨の際には、24時間の最大降水量(前原観測所)が237・5㍉となり、避難勧告が市内全域に出た。

 2度の避難勧告を経験した同行政区では、高齢者や障害がある人、子どもらも安心して避難できるよう、地区防災マップの作成に乗り出した。

 九州大アジア防災研究センターの三谷泰浩教授と学生、市危機管理課の協力で、4月27日には住民約40人が参加し、ワークショップ(WS)を実施。地図を広げながら、「ここの水路はふたもガードレールもないから、冠水したら道路との境が分からなくなって危険」など、参加者同士で意見を出し合った。

 2回目のWS(19日)では、三谷教授が危険な側溝や崩落の可能性がある屋根瓦の個所、緊急時に逃げ込む一次避難所の候補地などの情報を書き込んだ地図を用意。行政区を四つのブロックに分け、それぞれの住人が、公民館や病院など、一次避難所までのより安全な避難経路を考えた。7月に地区防災マップを完成させ、同行政区の約800戸に全戸配布する予定。

 三谷教授は「一次避難所までの主たる避難経路だけを緑の線で書くので、自分の家から一番近い緑の線までのルートを書き加えてほしい」と説明。福島区長は「住民みんなで危険箇所などについて共有し、災害時に備えたい」と話した。

 市危機管理課によると、地区防災マップを既に策定している行政区は、高来寺や佐波など16ある。

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