糸島新聞
創刊100周年

設置販売店
ファミリーマート
  • 二丈福吉店
  • 前原末永店
  • 糸島加布里店
  • 志摩可也小学校前店
  • JR筑前前原駅前店
  • 福岡周船寺1丁目店
  • 糸島波多江駅北1丁目店
糸島新聞社
1917年(大正6年)創刊
福岡県糸島市前原東1-8-17
TEL:092-322-2220
FAX:092-324-5115
itoshin@blue.ocn.ne.jp

ニュース
News List

「園芸療法」ガーデン造り着々 西短大とふる里が連携

2019.07.25

周囲に竹垣を造る菊川さん(右)と学生たち

 糸島市二丈深江の西日本短期大二丈キャンパスと、同キャンパスに近接する介護老人保健施設ふる里が連携し、同施設の元〝畑〟を認知症予防など「園芸療法」に使える和風の庭園に生まれ変わらせようとしている。完成は9月の予定。

 園芸療法は、草花や野菜などの園芸植物を五感で感じたり、一緒に過ごしたり、育てたりすることを通して、楽しみながらストレス軽減や意欲回復を図り、心の健康や社会性の向上などを高める療法。

 同大緑地環境学科の菊川ゼミ(菊川裕幸講師)が、6月に同施設のお年寄りや職員にアンケートを実施。その結果を基に、バリアフリーで、車いすでも花苗や野菜が植えられ、管理が簡単な庭園を設計。17日、ゼミの2年生7人と菊川講師らが庭造りをスタートさせた。

 庭は、同施設から道を挟んだ駐車場の一角で、広さ約260平方㍍。一周20~30㍍の周遊コースには、お年寄りが疲れたら途中で引き返せるように、半周のコースも設定。休憩できるよう東屋も作る。

 高さ60㌢ほどの花壇(レイズドベッド)は、車いすのお年寄りでも園芸作業ができるように工夫されている。同大は草花や野菜を育てることで「どのくらいの運動量が確保できるか」など、科学的な検証も行うという。

 同施設は山に近く、この庭園で育てた作物がイノシシなど獣害の被害に遭うリスクがあるため、周囲を竹垣で囲い保護する。

 同施設によると、造園中の場所は4、5年前に1年間だけ畑だったが、管理が難しく今は使っていなかったという。総施工費約10万円は、同施設と同大で折半する。

 園芸療法士の資格も持つ菊川講師は「庭にはモミジやヒマワリなどを植え、お年寄りに昔を懐かしんでもらうことで、認知症予防につなげたい。土地があれば低予算で作れるので、糸島から全国に広がるモデルケースにできれば」と話している。

ニュース一覧