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「政策立案でき、企画が変わる」 糸島市職員・岡さん、マーケティング本出版 

2019.10.18

著書を持つ糸島市秘書広報課の岡さん(左)とイラストを担当した同課の田中伸治さん

 政府の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」で地方創生担当大臣賞を受賞した、糸島市秘書広報課・ブランド推進係の職員、岡祐輔さん(40)が、初の著書『スーパー公務員直伝! 糸島発! 公務員のマーケティング力』(学陽書房)を出版した。公務員向けの政策立案にとどまらず、民間企業の企画担当にも使えるノウハウを惜しみなく披露し、「分かりやすい」と評判を呼んでいる。

 ■新商品開発リード

 岡さんは2003年に旧二丈町役場に入り、糸島市発足(10年)後は経営企画課(現経営戦略課)で、市のイメージキャラクター「いとゴン」づくりや、JR糸島高校前駅の開業実現に向けた業務などに携わった。

 九州大学ビジネス・スクール(大学院)に入学してからは、多忙な仕事を終え毎晩、博多駅にある教室に通い、土曜は箱崎キャンパスへ。2年間、経営学を猛勉強。16年に修了し、経営学修士(MBA)を取得した。

 ブランド推進係配属後は、博多女子高(福岡市)や糸島漁協、市内の食品メーカーなどとコラボし、糸島産のふともずく、天然マダイ、メンマを使った新商品を開発・販売する「マーケティングモデル推進事業」のかじ取り役に。本には同事業の具体例が多数盛り込まれている。

 ■重要な3P強調

 同書は、政策を考える重要な道具として、「商品開発」(Product)「販路開拓」(Place)「広告宣伝」(Promotion)の3Pを、同時に考えることが特に大事、と強調する。岡さんは「公務員の福祉・教育担当もビジネスの人も、何かをする際に3Pを考えて進めれば、大失敗はしない」と断言。

 また、課題分析を始める際の三つの切り口や、手掛ける商品・サービスを「差別化」する四つの観点など、マーケティング手法を随所に紹介するが、初心者も理解できるようかみ砕いている。

 ■地域の幸せにも

 岡さんは「若い頃、政策提案をしても実現できず歯がゆかった。公務員が地域課題を分析し政策立案力をつければ、地域住民の幸せにつながる。公務員に仕事の楽しさを伝えたい気持ちも込めた」と話している。

 インターネット通販大手アマゾンの書評で「地方公務員のあるべき姿を考えるうえで示唆に富む」など高評価。

 A5判・132㌻。1800円(税別)。全国主要書店のほか、市内の積文館書店前原店などでも販売している。

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