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岡部平太の生涯を舞台化 五輪開幕日に糸島公演

2020.03.13

戦後初めて掲揚された巨大な日章旗の前で、岡部平太さんの物語の舞台化を発表する主演・演出の仲谷一志さん(中央左)、脚本・演出の大塚ムネトさん(中央右)ら=伊都文化会館ホワイエ

 

谷口亮さんデザインの「岡部平太物語」キャラクター

 引津湾に面する旧糸島郡芥屋村新町(現・糸島市志摩新町)出身の優れた競技者・指導者で、スポーツを通じて平和を求めた岡部平太(1891〜1966)の波瀾(はらん)万丈の生涯が、「ギンギラ太陽藤」と「劇団ショーマンシップ」という福岡市の人気劇団のタッグでこの夏、初舞台化される。糸島市共催。

 6日、同市の伊都文化会館で開かれた制作発表会見で、関係者らは「岡部さんの生きざまを一人でも多くの人に知ってほしい」と口をそろえた。福岡公演は7月9〜12日、福岡市中央区天神の西鉄ホールで(6公演)。糸島公演は東京五輪が開会する24日、同会館で(1公演のみ)。

 戦後75年プロジェクトとした舞台タイトルは、「PEACE HILL(ピースヒル) 天狗(てんぐ)と呼ばれた男〜岡部平太物語」。同名の小説を書き、今回の原作者となる橘京平氏は会見で、幼いころからスポーツ万能で、渡米し科学的なトレーニングを学んだ岡部の人となりを押さえた上で、岡部が創設した陸上競技場(同市中央区)に「平和台」と名付けた理由を、「特攻隊で亡くなった息子の平一に思いを込めてつけたのでは」と推測。

 脚本と演出を担当するギンギラ主宰の大塚ムネトさんは「平和台(陸上競技場)ができるところを時間軸の中心として描く。スポーツを通して平和を築いていくのがオリンピック精神。『オリンピックを擬人化したら岡部平太になる』くらいすごい人を知るきっかけとなる芝居にしたい。人の何倍も濃く生きた岡部の人生を、いかに1時間半に収めるかが悩み」と熱く語った。人気のかぶりものについては、「歌って踊れるにぎやかな場面で、みんな総出でキャラになるかも」と触れた。

 主役を務め演出も行う劇団ショーマンシップの仲谷一志座長は、柔道をしていたことが平太との共通点と自己紹介し、「戦後75年という節目で、東京オリンピック開催の年に岡部平太という素材に出合い、一緒に芝居をする仲間がいることに感謝したい」と語った。

 大塚さんと仲谷座長は、糸島公演のみ平太の幼少期のシーンを加えることも思案中とし、「糸島の子どもたちに舞台に出てもらおうともくろんでいる」と話した。さらに、子どもらが自分たちで岡部平太の劇をやれる教材のような何かを残したい、とも。

 月形祐二市長は「岡部平太さんの偉業を学び、舞台で岡部さんの人となりを見ることで、子どもたちが有為な人材に育ってくれるのでは」と語った。

 料金は、前売り3500円(当日500円増し)。20日から先行販売。問い合わせは、劇団ショーマンシップ=092(716)3175。

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