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芥屋観光、点から面へ着々 新たな魅力のスポット、回遊性アップに期待

2020.03.13

プレオープン中の芥屋のオートキャンプ場

4月以降、話題になりそうな「糸島C&Z」

 糸島の新鮮な海の幸を堪能できる飲食店や、インスタ映え度が高いと人気の「トトロの森」など、話題スポットが点在する糸島市芥屋地区。春には新たな観光拠点も誕生予定で、観光客の回遊性がアップしそう。13日には、芥屋の大門遊覧船「大門丸」の新船が就航し、芥屋区の住民は「芥屋観光の起爆剤になるのでは」と期待を込めている。

 ◆海上の快適性抜群

 同市志摩芥屋の「芥屋の大門」は、糸島を代表する景勝地で、国指定天然記念物。芥屋大門観光社(丸田藤人社長)の遊覧船は3―11月、芥屋漁港から1日最大14便出航。天候に恵まれれば船で洞窟内へ進み、蜂の巣のような天井など自然が作り出したアートを楽しめる。

 デッキの手すりの位置や座席の高さなど、乗船客の快適性を3年がかりで追求し完成させた新船は「乗り心地や安定性は抜群」と丸田社長。

 船体の黄色は、市のシンボルカラーに合わせるとともに写真映えも意識。若い観光客を呼び込む狙い。

 2船体制を取れば、一度に案内できる人数が従来の20人から32人へ。ピーク時は1日600人以上が訪れる。待ち時間、混雑の解消に自信を見せる。

 丸田社長は「観光客が各場所に立ち寄り滞在することで、芥屋の経済に波及効果が生まれる」と語った。

 ◆非日常を楽しむ場

 「新船は芥屋観光の追い風になるのでは」。こう話すのは、飲食店や雑貨店など4店舗が並ぶ芥屋の人気スポット「糸島ピクニックヴィレッジ(PV)」の中村臣也代表。

 糸島PVは、芥屋区自治会が有する海岸沿いの草地「浜の野路(のじ)」(約1㌶)を活用し、昨年11月から会員制オートキャンプ場をプレオープン。

 年会費を払えば、季節や時間を問わずに利用可能。マイカーで乗り着けられる手軽さが魅力の一つ。1人での「ソロキャンプ」や、会員制交流サイト(SNS)への写真・動画の投稿など、好みやライフスタイルに合わせ、自由に楽しめる。

 課題だった水道やトイレの確保も、近くの元保養所を活用し解決。7月のグランドオープンに向け、男女別のシャワー室、利用者の交流が図れる憩いのスペースなども整備している。

 福岡市中心部から約50分。「少し足を延ばせば日常の時間と空間から離れられる」など、福岡都市圏の利用者らから好評という。

 「キャンプを拠点に芥屋観光、遊覧船目当ての観光客がPVを訪れるなど、相乗効果が出る」と中村代表。

 ◆クラフト好きを呼ぶ

 15のクラフト・雑貨店舗が集合する新たな立ち寄りスポット「糸島C&Z」(山本博一代表)が4月下旬、グランドオープンを予定。8日現在、2店舗が営業中。

 作家らが借りた建物を店舗兼工房として使う。7畳ほどのスペースの内装一つにも個性が見え隠れする。

 人気のドライブコース「サンセットロード」そば。50台分の駐車スペースがあり、キッチンカーで食べ物やスイーツ、ドリンクなども販売。「ドライブや工房巡りをする人たちを呼び込みたい」と山本代表は話す。

「芥屋観光の弱点と聞く冬場でも、クラフト好きは来てくれるはず。いずれ糸島PVと合同イベントができたらいい」。点から線、線から面へ―。芥屋観光が進みだしている。

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