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開業1年、にぎわい着々 JR糸島高校前駅

2020.03.26

開業から1年たったJR糸島高校前駅=北口駅前広場から。鉄塔の奥や横に建設中のマンションが見える

糸島高校前駅の改札口内コンコースに貼り出した前原南小児童のメッセージを指し示す、藤井駅長

 JR筑肥線の波多江―筑前前原間にできた新しい「糸島高校前駅」(以下、糸高前駅)が16日、開業から1年を迎えた。駅名の糸島高までは徒歩6〜10分。駅南側に広がり438世帯1426人(2月末現在)が暮らす新興住宅地「伊都の杜(もり)」は人口増の途中で、駅周辺に数棟のマンションが建設中とあって、利用者数が右肩上がりになるのは必至。〝成長駅の1歳〞を関係者に聞いた。

  駅清掃を伝統に

 卒業式を終えた糸島高3年の鶴田隼斗さん(18)はこの1年間、佐賀県唐津市の東唐津駅から糸高前駅まで片道40分かけて通学。筑前前原駅で降りて学校まで徒歩20分かかった頃を思い出し、「寒い時や雨の日はきつかった。新駅ができてとても助かった」と話す。

 校名が駅名になったことで「学校の名前もよく知られるようになり誇らしい気持ち」。定期テストの最終日に糸高生がボランティアで行う駅構内の清掃活動に2回参加した。「糸高の新たな伝統として続けてほしい」と願った。

 通勤で糸高前駅を利用する市社会福祉協議会職員の坂本弘子さん。朝は筑前深江駅から乗り、美咲が丘駅で市のバスに乗り換えていたが、到着とバスの発車時ホームドア設置間に余裕がなく、電車が遅れた時は階段を駆け上がった。1年前から「乗り換えがなく便利」と喜んだ。市社協がある市健康福祉センターあごら(同市潤)から同駅まで徒歩約10分。帰りは街灯がなく、「道が暗いのがネック」とも。

  ホームドア設置

 「(1周年は)節目かもしれないが、駅は永遠に続いていかないといけないものなので…」糸高前駅の藤井章太駅長(39)は開業1年の感想を求められ、淡々と答えた。

 白い駅舎の色をほめられることが多いという。「開業時の状態をずっと保っていこう」と藤井駅長らスタッフ3人は話し合い、業務の合間にする清掃箇所を細かく記したシートを作り、1年間チャレンジしてきた。乗客から「いつもトイレがきれいだね」と喜ばれることがあり、「快適空間の提供を続ける上でやりがいになる」と話す。

 改札口周辺でスタッフがする元気なあいさつにも自信を持つ。「出勤前の憂うつな気分を晴らしてくれた」など、JRに高評価の意見が届いているそうだ。

 20年度中に、筑前前原や波多江などとともにホームドアが設置される見込みで、安全面は確実に上がる。

  「吸引力に期待」

 市は同行政区を含む前原南校区の人口が、2019年の1万316人から、30年には1万1484人まで増えると推計する。

 同市経営戦略課は「駅は人口や産業などを引き寄せる大きな吸引力がある。今後、駅を中心に糸島の新たな顔となるまちが出来上がっていくのを楽しみにしている」と期待を寄せた。

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