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「令和の申し子」元気いっぱい 昨年5月1日生まれ、ロバの「レイ」 “同級生”結心ちゃんとすくすく

2020.05.1

花のカチューシャが似合う生後8カ月目のレイちゃん(清水百合栄さん撮影)

一番なついている百合栄さんにくっ付いてニンジンをもらうレイちゃん

生後半月の結心ちゃんと1歳半の允貴君を中心に撮った清水家の家族写真=2019年7月(清水百合栄さん提供)

 1日は全国各地で「令和1周年」を祝うイベントが―新型コロナウイルスの感染拡大がなければ―開かれるはずだった。1年前の5月1日に生まれた雌のロバの名前を、新元号から取って「レイ」と付け、大切に育ててきた糸島市二丈田中の主婦清水百合栄さん(51)。4世代9人の大家族で、動物6匹・羽を飼うにぎやかな清水家の1年間を振り返ってもらった。

 百合栄さんは、夫の満さん(52)=農業用ハウス関係の自営業=とともに大の動物好きで、以前は全長1・5㍍のグリーンイグアナを2匹飼っていたことも。自宅を訪れると、言葉を覚えた大型の鳥3羽(ルリコンゴウインコ、ヨウム、タイハクオウム)が玄関前に並び、「コンニチハ」と迎えてくれた。他に、秋田犬(黒トラ毛)と世界最小のアヒルとされるコールダックも。

 鉄パイプなどを組み自作のロバ用小屋を完成させた昨年9月中旬、レイちゃんは清水家の一員に加わった。ウマ科のロバは走らないとストレスがたまるため、家の近くの竹林で荒れた土地を切り開き、200平方㍍ほどの「運動場」を整備、牧草も生やした。

 「レイさんはゴムボールを蹴って自分で遊ぶんですよ。孫の允貴(みつき)(2)がレイさんの顔を遠慮なく触っても嫌がらず、優しい性格」と百合栄さん。

 令和最初の1年間の清水家のトップニュースは、允貴君の妹となる2人目の孫結心(ゆい)ちゃんが、昨年6月13日に生まれたこと。「出産予定日が早まって大変だった」(満さん)が、2619㌘で無事に誕生した。結心ちゃんはたくさんミルクを飲み、病気もせずにすくすくと成長。「(息子の俊充さんの)お嫁さんの綾さん(26)は元保育士で、子育ては完璧」(百合栄さん)だそうだ。

 百合栄さんは昨年6月末、「自分の時間をやりたいことに充てたい」と、職員として22年間勤めた糸島漁協を退職した。結心ちゃんの子育てを手助けするほか、レイちゃんの餌に、と稲刈り後に生えるヒコバエを毎日1〜2時間刈って干した。「鳥たちやレイさんは、最高の癒やしを与えてくれる大切な存在」と話す百合栄さんは、家族同様に動物たちへも愛情を注ぐ日々。

 風邪をきっかけに寝込むようになっていた、満さんの父光人(みつと)さん(83)が、元気になり農業を楽しむ姿が1年間見られたのもよかった、と百合栄さん。昨年3月、農業をしようと神奈川から糸島に帰って来た俊充さん(29)に、光人さんが野菜作りの基本などを教えるようになったことで張り合いができた、と清水さん夫婦はみている。俊充さんは「自分の作った野菜を結心にも食べてもらいたい」と目を輝かせる。

 新型コロナの影響で、ゴールデンウイーク恒例の阿蘇でのキャンプは流れ、夫婦の結婚弩年記念(6月3日)のハワイ旅行も消えた。結心ちゃんの1歳を祝う「餅踏み」は、近くの親戚は呼ばずに家族だけでする予定。

 「去年の今頃は日本中が『令和』一色でしたね。この1年、大変なこともあったし、年明けからはコロナの話ばかりで気持ちが晴れないこともあるけれど、家族みんな、動物たちみんなが元気なことが、幸せ」と百合栄さんはにっこり笑った。

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