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豆腐作り体験40人の親子 瑞梅寺で祖父母世代に習う
2020.12.4

体験会で、羽釜に入れた豆乳を混ぜるGEBAの会会員と参加者
瑞梅寺の大自然の中、親子で学ぶ「ばあちゃんとおじいに習う里山村塾IN瑞梅寺・昔ながらの豆腐作り体験」が11月29日、糸島市瑞梅寺のふるさと体験館のぞみで開かれ、1歳から12歳までの子ども19人とその保護者の14家族40人が参加、初めての豆腐作りを楽しみ、出来たてのおからや豆腐の味を堪能した。
アスラボスマイル(浦川恵子代表)と、食文化の伝承活動をする瑞梅寺の市民グループ「ひなたぼっこGEBA(じいばあ)の会」(井上稔信代表)が主催した。
GEBAの会が、2晩水につけた約3㌔の大豆をミキサーにかけた後、羽釜に入れ、焦げ付かないように混ぜながら煮た。時々子どもたちも混ぜる作業に参加し、豆腐作りを体験した。煮たものを、ざるでこして、さらに布巾で搾り、できた豆乳ににがりを入れてさらに煮て、型に入れて出来上がり。子どもたちは、おばあちゃんの手際の良さと、豆腐ができていく様子に見入り、途中、にがりを入れて濾す前のおぼろ豆腐を食べたりもした。
参加した今宿小3年の沼口聡汰君(9)は「学校で『姿を変える大豆』を学習したばかりで、もやし、豆乳、納豆、豆腐と変わる大豆に興味があった。今回の体験はとても役に立った」と明るい表情を見せた。
GEBAの会の井上妙子さん(83)は「豆腐作りは固まるまでが心配。無事できてほっとした。参加してくれた子どもたちに元気をもらった」と笑顔を見せた。