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マスク姿の新成人集う 感染対策し750人

2021.01.15

マスクを着用し、間隔を空けた席に座る新成人たち(前原)

会場の外で記念撮影をする新成人(志摩)

 糸島市で「成人の日」の11日、3会場に分かれて成人式が開かれた。同市では本年度約1060人が20歳を迎え、前原会場に537人(前原157人、前原西199人、前原東181人)、二丈会場82人、志摩会場131人の計750人(市外からの参加者含む)が出席した。各会場にはマスク姿の新成人が集い、友人との再会を喜び合った。

 参加者のマスク着用など、新型コロナ対策を徹底。対象者の多い前原会場は、前原、前原西、前原東の中学校区別に3回に分けて式典を実施。2人ずつ行っていた「新成人のことば」を各式典1人ずつとし、今年から司会も新成人が行った。

 月形祐二市長は「大人には、判断を迫られ、何かを捨ててでも自分の道を選ぶ『覚悟』と、その結果に対する『責任』が必要。多様な価値観と選択肢の中で、自分はどのように生きるかを考え、情熱を持って夢に向かってほしい」と式辞。

 式典後に行っていた校区別の集合写真撮影も今年は取り止め、市が後日、ネット上の特設ページ経由で当日の写真の閲覧と販売を行うとしている。

 ■前原会場

 同市前原の前原会場(伊都文化会館)で行われた前原中学校区の式典では、真新しいスーツに身を包んだ新成人の近森元樹さんが司会、平野竜成さんが代表あいさつを行った。

 平野さんは「経験を積んで視野を広げるため、神奈川の大学に転学した。これまでは、プロセスだけで評価されることが多かったが、これからは結果が求められる。結果を出せなければ終わり。厳しい状況下に身を置くことになるが、何事にも情熱をそそぎ、楽しんでいきたい」と誓った。

 ■二丈会場

「成人式」の看板の前で記念撮影(二丈)

 同市二丈の二丈会場(二丈中体育館)では厳かな雰囲気の中、新成人の梶原千暖(ちはる)さんが司会を務めた。

 新成人代表のあいさつでは、熊本大法学部で学び、将来は労働問題に関わる仕事に就きたいという久保公祐さんが「すでにAIが人間に取って代わりつつあり、また蔓延する新型コロナを原因とした解雇問題や経済問題、医療崩壊の危機など、私たちが足を踏み入れようとしている社会は、現在もそして未来も大変不安定」と前置き。

 「私のアルバイト先の飲食店も、突然今月末で閉店することとなり、一層不安定さを実感した。こんな社会の中で発生する労働問題を、その最前線に立って解決したい」と語り、「私たちはまだ不安定な社会に対応できる力は持っていないかもしれない。今日、成人式を迎えたといっても、まだまだ形だけ大人の仲間入りをしたに過ぎない。これから自分自身の将来を必死に考え、行動に移し、成長する努力を惜しんではならない」と気を引き締めた。

 ■志摩会場

会場の外で小学校単位の記念撮影をする新成人(志摩)

 同市志摩の志摩会場(可也コミュニティセンター)では、新成人の柴戸柊(しゅう)さんが司会を務めた。代表の平野唯さんが「この20年間、多くの人に支えられながら成長することができた。現在、運送会社に勤めあらゆる人とのコミュニケーションの大切さや社会における礼儀や知識など多くのことを学んだ。これからも人との関わりを大切にし、社会に貢献していきたい」とあいさつした。

 司会の柴戸さんが式の最後に「皆さまのおかげで成人式を円滑に終了することができました」と礼を述べると会場から拍手が沸いた。

コロナ完成拡大防止の入場規制で、会場の外で式を見守った保護者が多かった。式典の前に櫻井神社に参拝し、友人4家族で記念写真を撮ってきたという女性成人者の母親は「(成人式が)ぎりぎりの段階で中止になったところもあり、子どもの同級生に会え、親同士も再会できてうれしかった」と話していた。

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