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予約制バスや超小型EVなど 糸島市で実証実験開始

2021.02.25

「チョイソコよかまちみらい号」と「シー・ポッド」

 昭和グループを中心に、官民60企業・団体が参加する「よかまちみらいプロジェクト」は22日、地域の交通課題などを解決するため、糸島半島を舞台にオンデマンド(予約制乗り合い)バスや2人乗りの超小型電気自動車(EV)のカーシェアサービス、スマートフォン用アプリの実証実験を始めると発表した。

 3月1日から運行を開始するオンデマンドバス「チョイソコよかまちみらい号」は8人乗り(運転手除く)のワゴン車で、三雲・曽根の両エリアと市街地を結ぶ。市内在住者(小学生以上)が、事前に会員登録を行い、電話かアプリで利用希望日や乗車するバス停、目的地などを予約する。

 運行時間は平日の午前9時から午後4時で、4月30日までは乗車無料。5月1日から9月30日までは、1乗車当たり200円。実証期間中は、現在のコミュニティバスも通常通り運行するが、10月1日以降は、オンデマンドバスの実験結果によって、市のコミュニティバスの運行方法を見直す。

 バス停を現在の3倍ほどの約90カ所に増やすことで、月形祐二市長は「お年寄りが重い買い物袋を持って長い距離を歩かずにバスに乗れるようになるのでは」と期待する。

 全長約2・5㍍、幅約1・3㍍の2人乗り電気自動車「シー・ポッド」によるカーシェアサービスは、市内の前原、加布里両校区と、怡土校区の曽根エリアを中心とした住民が対象。利用にはスマートフォンアプリ「TOYOTA SHARE」の登録が必要で、予約から車の解錠、施錠、返却までをアプリで行う。

 3月7日から曽根公民館、同14日から市商工会館、同28日から加布里コミュニティセンターに1台ずつ計3台を設置。6月までは無償(任意で1回330円の補償に加入できる)。7月以降は実証結果を踏まえ、料金や利用対象者を決める。シー・ポッドは最高速度60㌔、1回の充電での走行距離は150㌔。

 19日からは、スマホ用アプリ「マイルート」の提供も開始。このアプリを使えば、市内の観光地までのJR筑肥線や昭和バス、タクシー、トヨタレンタカー、レンタサイクル「よかチャリ」などの検索や予約(一部決済)などが、スマホ一つでできる。

 国交省などが進める次世代移動サービス「MaaS(マース)」の一環。22日、糸島市役所であった記者会見で月形市長は「日本全体が抱える交通課題を解決する実験になることを期待している」と話した。

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