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農地の土壌分析短時間で JA糸島、生産者に好評

2021.04.9

分析結果を聞く、生産者の溝口さん(’中央)と古藤さん。右は土壌分析装置

JA糸島は、農産物の秀品率の向上と収量の安定化、肥料代などの生産コストの低減を目的に、短時間で土壌分析ができる装置を導入。園芸センター「アグリ」(糸島市志摩小富士)で組合員らへの利用を始め、生産者に「画期的だ」と好評だ。

これまでの土壌分析は、採取した土を専門機関に送るため約2週間かかっていたが、導入した土壌分析装置では生産者が土を持ち込み、その場で測定。30分弱で結果が分かる。

土壌中の養分過剰、土壌成分のバランス悪化による生育障害、気候変動に対応するため、作付けごとにこまめに土壌バランスをチェックすることが重要で、この装置は、土壌の含有成分の中でも重要とされているチッソ、リン酸、カリウムなど要素8成分の成分量を測定し診断書を作成し、作物に適した肥料の種類や施肥量をアドバイス、すぐに施肥設計ができるようになった。

分析を担当するJA糸島経済部部長補佐の古藤俊二さん(57)は「肥料過多による他の養分の吸収率の悪化を防ぐためにも現状把握で適正な施肥を行ってほしい。減肥の捉え方を考えてもらい生産者の観察力で次につなげてもらう」と話す。

利用した同市二丈長石のセンリョウ生産者の溝口誠一さん(61)は「これまでも土壌分析を利用していたが、即座に結果が分かるようになって画期的です。肥料をまく直前の対応でタイミング逃さずに施肥できる」と話していた。

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