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集団接種へ予行演習 糸島市が課題洗い出し

2021.04.23

体調不良を訴えた人を救急搬送する訓練も

 糸島市は17日、高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が5月から始まるのを前に、同市の伊都文化会館で集団接種の予行演習を行った。接種に要する時間を測定することで、高齢者が滞りなく接種を受けられるよう混雑する箇所や動線を見直したり、接種後の副反応への対応を確認したりと、課題を洗い出した。

 市は13日に、65歳以上の高齢者約3万2千人に、ワクチン接種に必要な接種券(クーポン券)と案内チラシを送付。

 接種方法は、①伊都文化会館での集団接種②協力を得られる市内の医療機関での個別接種③高齢者施設などでの往診型接種―の3通り。

 それぞれ対象となる高齢者は、①が特に持病がなく、定期的に医療機関を受診することがない人か、持病はあるがかかりつけ医の了承を得て、集団接種会場に出向くことができる人。②はかかりつけ医に医療機関での接種が望ましいと診断された人か、自宅で訪問治療を受けている人。③は、高齢者施設または障がい者施設などの入所者―となっている。

 本番を想定した集団接種の予行演習には、医師や看護師、市職員ら約100人が参加。接種を受ける高齢者役の市シニアクラブ連合会の会員ら約30人が、受け付けから予診票への記入、2レーンに分かれて医師による予診後、看護師が針のない注射器で模擬接種。その後、同会館の視聴覚室に移動して15~30分、経過観察。体調が急変した人を救急搬送する訓練もあった。

 市は医師1人が1時間当たりに処置できる人数を約30人、高齢者が受け付けから経過観察を終えるまでの時間を40分程度と想定。市新型コロナウイルスワクチン接種事業室は「思ったよりスムーズに進んだが、予診票を記入するところでは少し混雑も発生した。会場内のスタッフを1人増員するなど、課題を挙げ、改善に努めたい」としている。

 今後は5月1日から予約の受け付けを開始し、同8日から集団接種を開始。同事業室は「国からのワクチンの供給量に応じて接種を進めていく」としている。

 接種券や接種の予約、方法、場所などの相談は、市コロナワクチンコールセンター=0570(092)321(月曜を除く午前9時から午後5時。月曜が休日の場合は翌平日が休み)。

 市新型コロナウイルス対策室によると、市内居住者の新型コロナ感染者数は20日現在、256人(うち死亡者2人)となっている。

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