糸島新聞
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砥部焼を糸島から全国へ 川付の有光さん夫妻奮闘中

2021.08.6

砥部焼が並ぶからくさ店内で有光さん夫妻

 「砥部焼の魅力を糸島から全国へ広めたい」と糸島市川付に住む有光渉さん(55)、久代さん(50)夫妻が「砥部焼専門店 karakusa(からくさ)」をオープンして3年。

 砥部焼は、1976年に国の「伝統的工芸品」に指定された、240年以上の歴史ある、愛媛県の焼き物。ぽてりとなめらかな白磁に手描きの絵付けが特徴。

 渉さんの両親が愛媛県出身で、福岡市内で和食器の店を経営していたことが、砥部焼に魅せられたきっかけ。2005年から福岡市を拠点に砥部焼専門のネット販売を始め、「見て、触って買いたい」との常連客の要望に応える形で、縁あって出会った糸島市川付の地にて、2018年4月に「からくさ」を開いた。店内には、20件の窯元の千アイテム以上が並ぶ。「全国的にも砥部焼専門店は数少ないはず」「もっと手に取って、砥部焼の良さを知っていただきたい」と渉さん。

 「丈夫で扱いやすく多用途に使える上、温かみのある砥部焼は、毎日の食卓を豊かにしてくれる心強い味方」と結婚以来25年砥部焼を愛用してきた久代さん。

 100以上の窯元がある焼き物の町、砥部町に年3回以上仕入れに向かい、「このような形で作ってほしい」と窯元の作家と直接話して、思いを伝えることもある。「お客さまの声やニーズを直接、窯元に伝えるのも実店舗を構える自分たちの役目」。さらに「コロナ禍もあり、全国的に陶器業界も大変。砥部焼を通じ、陶器の魅力を広め、業界全体の力になりたい」。

 砥部町から「砥部焼大使」も任命され、砥部焼をさらに広めるべく、奮闘している。からくさは毎週金曜、土曜、日曜、祝日の午前10時から午後6時開店。同店=092(980)5233。

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