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いとしまこども食堂ほっこり ふくおか地域づくり活動で 県知事賞受賞
2022.02.18

こども食堂で一緒にご飯を作る参加メンバー
糸島市で多世代交流の場としてのこども食堂を開く「いとしまこども食堂ほっこり」(笹渕隆広代表)が、このほど県の「ふくおか地域づくり活動賞」(地域づくりネットワーク福岡県協議会主催)でグランプリの県知事賞を受賞した。
1月22日の「ふくおか地域づくりフォーラム」(オンライン開催)でグランプリ団体、準グランプリ団体が決定した。
同賞は地域づくり活動に取り組む同協議会会員の中から特に活動が顕著であると認められた団体を表彰。2016年発足の「ほっこり」は地域の学生ボランティアたちと月に1回こども食堂を開催するほか、生活困窮者や買い物困難者を対象とした「フードパントリー」を開催し、多様な立場の人々が共存できる地域づくりを目指して活動している。
地元の中学生、九大生など大学生が中心になって活動し、JA糸島女性部や糸島市更生保護女性会、協賛企業の支援も得ていて、審査では幅広い団体や企業と協働した活動が評価を受けた。
昨年10月には県内のこども食堂が交流する「福岡県こども食堂ネットワーク」の一組織「いとしまこども食堂ネットワーク」(3団体)の事務局としても活動を始めていて、笹渕代表は「関わってくださった皆さんの支援があったからこそいただけた賞。これからも子どもたちの笑顔のために、地域のつながりのために頑張っていきたい」と話した。
準グランプリには、「筑前前原を学生街に」を目標に、九州大学の学生と地域住民との多文化・多世代交流の拠点づくりに取り組む「九州大学公認サークルiTOP内プロジェクト ENGAWA Project」(糸島市)など2団体が選ばれ、ふくおか地域づくり活動賞には、 「西区まるごと博物館推進会」(福岡市)、「九大公認サークルiTOP内プロジェクト ゼロから伊都」(福岡市)、「糸島甘夏堂」(糸島市)など10団体が選ばれた。