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介護、保育、社会のインフラを止めないために

2022.02.18

マスクを付けてドッチボール大会を楽しむ園児たち=怡土中央台保育園で2月15日

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の流行で、学校や保育、介護などの現場でも感染者、濃厚接触者による欠勤者が相次ぎ、社会生活に影響を及ぼし始めている。介護、保育という社会のインフラを止めないために―現場の懸命な取り組みを聞いた。

糸島市の怡土中央台保育園(春田照代園長)では、1月に家族が陽性となり宿泊療養や家庭内隔離、また濃厚接触者となったりして自宅待機になる職員が増加し、最大で5人の職員が休んでしまったことがあったという。

また、園児9人、職員4人の陽性が判明した1月中旬には1週間のクラス閉鎖、クラス全員にPCR検査を行い、感染拡大を防いだ。園児には小中学生のきょうだいがいる家庭も多く、学校との兼ね合いも生じてくる。保育士、園児、保護者のそれぞれの生活場所の中で感染拡大が予想される。

園児のマスクについては、3~5歳児クラスでコロナ感染が広がり始めた2021年春から、着用を始めた。運動や昼寝、食事以外はマスクをして過ごしている。今は1、2歳児クラスでも登園バス乗車時にはマスクをするよう促している。

登園時に体温を測定できるよう、2月中には玄関に「モニター付きサーマルカメラ」を設置予定。春田克起副園長は「社会機能を止めないためにも園での保育継続はより重要になっています」と話している。

 

介護現場での感染防げ

市内のある介護施設では、介護職員と利用者は全員、毎日の検温に加えて毎週1回のPCR検査を行う。また発熱の場合は、随時コロナウイルスまたはインフルエンザの抗原検査キットで陰性、陽性の確認を行う。

第5波までは職員の欠勤で現場をやりくりするのに困ることは無かったが、第6波の感染急拡大下にあっては、職員の家族が保育園児、学校で濃厚接触者やその接触者となり出勤を不安視する職員には、希望に応じて抗原検査キットで陰性を確認した上で出勤するよう促した。

3回目のワクチン接種は、介護職を中心に1月中に終了したといい、介護時には使い捨てのガウン、予防効果の高いとされる「N95マスク」を使用し感染防止に努める。

換気や各所のアルコール消毒に加え、ドアノブは使用のつど消毒、食事は個々人で交流しないようにするなど、徹底。

同施設の施設長は、第5波ではデイサービスや通所介護を閉所したこともあったが、現在の第6波では努めて家族の人が頼れる状況を作っていくことができるようにしているといい、「どこで誰がり患するか分からない。介護施設としての社会的使命を守りたい」としている。

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