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県立の新設特別支援学校着工 糸島市泊に24年4月開校

2022.04.1

糸島市泊で県立の特別支援学校造成工事が進む

県立の新設特別支援学校完成予想図

 糸島市泊に2024年4月開校を目指し、県教委が進める「県立糸島特別支援学校」(仮称)の建設工事が始まった。8月に用地造成が終わり、今年度建築工事に着工、23年度完成予定で、「知的障がい教育部門」「肢体不自由教育部門」の小・中学部、高等部を有する40学級程度の学校。糸島市域を通学区域とする。

 用地は現在造成工事が進む「糸島市泊土地区画整理事業地」(約11㌶)の北西で、オレンジゴルフとの境界約2㌶。

 糸島市で暮らす障がいのある子どもたちは、小学校・中学校内に設けられた特別支援学級に通ったり、一部の児童生徒は福岡市立特別支援学校に通学したりしている。中学校卒業後は、県立の支援学校がないため、主に「太宰府特別支援学校高等部」を受検し進学している。

 現在の市内小中学校の特別支援学級在籍児童・生徒数は、小学校1年生から6年生315人。中学校1年生から3年生182人。市外の特別支援学校(福岡市立生の松原特別支援学校、福岡市立今津特別支援学校など)に通う児童生徒数は小学部48 人、中学部26 人(いずれも2021年5月1日現在)。

 県は特別支援学校への入学希望者が全県的に増加を続け、とりわけ福岡市近郊の市町を中心に著しい増加傾向にあり、希望する児童生徒の確実な受け入れと質の高い特別支援教育を提供する施設が不足気味だったため、県立特別支援学校の整備が急がれていた。県立特別支援学校がない糸島市域でも特別支援学校の新設が望まれていた。

 糸島市域の県立特別支援学校については、2016年に障がいのある子らの親からなる「糸島市手をつなぐ親の会」(樗木美鈴会長)が、「糸島市における特別支援学校設置も含めた特別支援教育の充実のための教育環境整備」を求めて県議会に請願を出していた。

 樗木会長(65)は「親の会の要望が実り支援学校が地域にでき保護者の安心は大きい。支援センターの機能と特別支援教育の拠点開設で地域の方に障害児教育を知ってもらえる場ができ、理解と支援の輪が広がることを願う」と話していた。

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