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麦作で農水大臣賞 糸島市泊の林一磨さん

2019.02.28

受賞を喜ぶ林さん(右)

 麦の収穫量や品質を向上させたことが評価され、糸島市泊の林一磨さん(60)が「全国麦作共励会」(全国農協中央会など主催)農家の部で最高の農林水産大臣賞を受賞した。25日、糸島市役所を訪れ、月形祐二市長に「感謝の言葉しかない」と喜びの報告をした。

 林さんは、三男耕作さん、四男一貴さんとともに、昨年は約35㌶、今年は約40㌶で麦を作る。作付けしているのは3品種。10㌃当たりの収穫量は、小麦「チクゴイズミ」が517㌔(県平均344㌔)、ラーメン専用小麦「ちくしW2号」は525㌔(同376㌔)、ビール醸造用の大麦「ほうしゅん」は338㌔(同231㌔)と、いずれも県平均を大幅に上回る。

 糸島市は県内有数の麦の生産地だが、乾いた土地を好む麦にとり、排水面などであまり適した土地ではないという。

 林さんはこのハンディを克服するため、11月の種まき時期になると、土壌の水分が最も低いときを狙い一度に種をまけるよう、20数年前から作業体系を試行錯誤してきた。

 トラクターは畑を耕すほか、後部にアタッチメントを取り付けて畝たてや種まき、施肥など5工程を同時に行えるようにしている。溝を掘る深さや種を落とす位置など、林さんこだわりのカスタマイズが施されている。

 また「ラー麦はタンパク量が低いと良い麺にならない」と、穂が出た後の施肥の時期にも細心の注意を払う。
 「自分の思いを作物に込めて管理することで、結果がついてくる」と林さん。「私や家族だけが頑張ってもだめ。国や県、市、JA、麦部会員の皆さんがいてこその受賞」と目じりを下げた。
 糸島市での同賞受賞は、2007年度の小金丸満さん以来、11年ぶり3人目。

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