《いとしま旬百景》心映す彼岸花

有田の田園

 秋の夕日を浴び、花の妖精が幻想的に踊っているかのようだ。糸島市有田の田んぼのあぜに咲く彼岸花。稲が穂を垂れる水田の向こうには、末広がりの美しい姿の可也山が横たわる。


 彼岸花の花言葉はさまざま。墓地でよく見かけることから「悲しき思い出」「あきらめ」といった悲しいイメージを抱かせるものがある一方、燃えるような赤い花から感じ取った「独立」「情熱」というものも。


 人の心のありようによって、がらりと受け止め方が変わる不思議な花。あぜに寄り道し、花を通して自分の心と向き合ってみませんか。 (写真家・西松宏撮影)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

目次