昭和の糸島#435

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六所神社の大樟、文化財に   昭和35年3月

 県の文化財専門委員会は3月11日、新たに県内に18件の県文化財を指定することを決定、近く正式発表するとした。

 18件のうち糸島郡関係では名勝地として「白糸滝」、天然記念物として「白糸の大カエデ4本」、雷神社の「大杉2本と大イチョウ1本」、馬場六所神社の「大樟(クス)2本」が選定される予定だという。

 その後、県の審査は無事終了し、糸島郡関連の4件は県の名勝地、天然記念物として正式に指定された。なお、雷山千如寺のビャクダン(ビャクシン)とカエデなどは「さらに綿密な調査が必要」として、今回の県指定からは除外され、今後の指定を目指すこととなった。

 県指定された天然記念物のうち、志摩村馬場の六所神社の大樟は、本殿の前と後ろにあり、前方の木は高さ40メートル、根周り約15メートル、幹周り8・2メートル、枝の張りは約33メートルにも及ぶ巨樹で、当時は「樹齢は千年以上を経ているのではないか」、「まさに鎮守の森としてふさわしい巨樹」と言われていた。

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