チョコレートブランドのゴディバジャパン(東京都)は、糸島産の青いレモンを使った新商品を開発し、バレンタイン限定商品として2月14日まで、約2千個を博多阪急(福岡市博多区)と阪急うめだ本店(大阪府)で販売する。
「ゴディバ糸島れもんコラボオリジナルアソートメント」のピールチョコレート(4本)には、糸島市志摩稲留にある「糸島れもん」の耕作放棄地を活用した約7万平方メートルの農園で、減農薬で栽培されたグリーンレモンの皮を使用。ゴディバの代表的なチョコレート3粒とセット(税込み2,700円)にした。
18日、ゴディバジャパンの石村良蔵営業本部長や糸島れもんの下登昌臣社長、両社の橋渡し役となった博多阪急から廣谷貴司ディビジョンマネージャーら6人が糸島市役所を訪れ、月形祐二市長に新商品の完成を報告=写真。
博多阪急の武田真吾さんが「バレンタイン催事で何か地域貢献できないか」と糸島れもんに白羽の矢を立て、コラボレーションに至った経緯などを紹介。
砂糖漬けにしたレモンの皮(ピール)にチョコレートをまとわせ、ほろ苦さと豊かなレモンの香りを生かした仕上がりとなっている。
商品開発に携わったゴディバジャパンの山田恭史戦略担当マネージャーは「ピールにはふつう、ダークチョコレートを合わせるところを、今回はより風味が生かせるようにとミルクチョコレートで包んだ。製法にもこだわり、開発には半年ほどを要した」と説明した。
試食した月形市長は「阪急うめだ本店でも販売されるということで、関西でも糸島の認知度が上がり、ゴディバとのコラボで、世界的にも糸島の名前が知られるきっかけになれば」と期待していた。