昭和の糸島#448

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空から見た伏流池  昭和29年9月

 ヤンマーディーゼルのヘリコプター・ヤンマー号が、事業キャンペーンの一環として全国各地の空を飛んでいた。

 同社と取引があった糸島鉄工所の平茂が、「ぜひ糸島にも…」と要請、実現した。この年の8月28日、ヘリコプターは安貞高校(現在の糸島農業高校)の運動場に着陸、飛行士に花束贈呈などのセレモニーの後、関係者を交代で乗せ、糸島の空を飛行した。

 当時の本社記者も搭乗することができ、前原町の上空を飛び、空から各地の様子をカメラに収めた。写真の伏龍池もその時撮影した一枚である。

 池の左側に隣接した大きな建物群は糸島中央中学校(現在の前原中学校)の校舎や講堂である。池と学校の間には松林も見える。反対の右側に見える段々になった小山は安貞高校の茶や果樹などの実習農園。

 伏龍池の周辺は、建物も少なく田畑が広がる田園地帯だったが、現在は道路も整備され、住宅や店舗が建ち並んで見違えるようになっている。

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