二見ヶ浦から芥屋まで 路線バスの実証運行へ

昭和自動車

 昭和自動車は4月から、糸島市を代表する観光スポット「二見ケ浦」と「芥屋」を直接結ぶバス路線「糸島サンセットライン」の実証運行を実施する。

 同社は2022年7月から、福岡市の博多、天神と二見ケ浦を往復する「ウエストコーストライナー」の運行を開始。23年は年間5万5千人、観光シーズンには1カ月で6,500人が利用する人気路線となった。

 しかし、二見ケ浦からカフェなどがある野北、遊覧船や芥屋の大門などがある芥屋に行くには、一度JR筑前前原駅まで戻り、別路線に乗り替えなければならず、観光客から「遠回りするのは不便」という声が多く寄せられていた。

 運行区間は、「西の浦」から「二見ケ浦(夫婦岩前)」を通り、「芥屋購買店」までの約14キロで、「PALMBEACH」や「野北」など、途中7カ所の停留所に停まる。運賃は630円(二見ケ浦~芥屋購買店)。平日は2往復、土日祝日は6往復する。実証期間は、4月6日から9月30日までの約半年の予定。

 実証運行に合わせ、スマホアプリ「my route」内で、同社が運行する糸島エリアの路線バスに1日何度でも乗り降りでき、糸島サンセットラインも利用できる乗車券「糸島半島1dayフリーパス」もある。大人千円(小児500円)。ウエストコーストライナーと高速バス「いと・しま」号の往復乗車券付きは、大人1,800円(小児900円)。

 同社は、実証期間中の利用状況をみながら停留所の追加や、今後の本格運行につなげたいとしている。

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