昭和の糸島#453

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糸農園芸科 一期生卒業  昭和34年4月

 昭和31年1月、糸島農業高校は新しい時代に合った農業に対応していくため、全日制園芸科を新設することを決定、生徒募集すると発表した。また、地域の実情に合わせて新年度から定時制農業科の生徒募集が廃止された。

 糸島郡内では米作と蔬菜栽培の農業者が多かったが、野菜や果樹や花き栽培などは路地だけでなく、ハウスでの栽培も始まっていて、今後は農業の多角化ができ、一段と発展するものと期待された。

 初年度は46人の生徒が入学、同高が敷地内に建設したハウスを使って、さまざまな野菜や果物、花きなどの栽培実習が行われ、生徒たちは新しい時代の農業技術を学び、昭和34年4月に全員が巣立っていった。

 園芸科の様子は保護者だけでなく、園芸農業者からの関心も高く、実習授業やハウスなどの施設整備などについて、同窓会総会や入学・卒業式のほか、いろいろな機会に状況が報告された。

 写真はハウス内でマスクメロンの栽培をしている生徒たちの様子。

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