二丈松末の古民家
糸島市二丈松末の「itoshima酵素ふわふわ」は、オーナー比嘉有希さんの糸島移住に伴い福岡市東区から移転した。酵素風呂は、ヒノキのパウダーと自家製酵素を発酵させたときに出る熱を利用した温浴法で、発酵熱だけで70度以上になる。体感40度ほどで、約15分の入浴でランニング2時間分の発汗量があり、体質改善につながるそうだ。

比嘉さん自身、体調不良だった10年前に酵素風呂で体が楽になったことに感動し、「薬に頼らず、自分の力で体調をよくしたいと思っていた自分にぴったり。みんなの役にも立つはず」とお店をスタートした。
免疫力アップ、老廃物排出、冷え性・更年期の予防改善など来店の目的はさまざまで、この酵素風呂を求めて福岡市内や県外から通う人も多い。個室で1人ずつ入浴でき、糸島の山々が見渡せる空間は心身共にリラックスできると喜ばれる。

「お客さんに、『20年後もずっと同じ場所にあってほしい』と言ってもらえ、うれしかった」と笑顔の比嘉さん。「デトックスした後の体に何を入れるかも大事。そのための学びや体験の場を提供したい」と、酵素ドリンクレッスンや、米粉パン作りなどのイベントも開催し、人と人がつながる場作りも目指す。