地元食材を楽しむレストランも
福岡市西区西浦で地域の人々に愛されていた「割烹(かっぽう)旅館梅屋」が、リニューアルオープンした。築70年の旅館をリノベーションし、1階は地元の食材を使うレストラン「UMEYA」、2階は宿泊施設「TUMUGU」として再出発した。

梅屋は、昭和30年代から続いた割烹旅館。約10年前に閉店したが、旅館や民泊の運営をするクラレス(筑紫野市・石井大治郎代表取締役)が建物を買い取り、改装。響きはそのままに、「UMEYA」として昨年11月によみがえった。
レストランでは、糸島半島、西浦の自然豊かな海と山と里の恵みを堪能してほしいと、地域の選りすぐりの食材でもてなす。人気メニューは「玄界灘ちらし重」と「糸島和牛ローストビーフ重」。「玄界灘ちらし重」は、6種類の刺身がぜいたくに盛り付けられ、糸島市の「北伊醤油」を使った刺身しょうゆタレと特製ゴマダレの2種のソースで楽しめる。またすべてのメニューに付く、タイやカンパチなどのアラをふんだんに使った「魚のアラのみそ汁」は、味わい深い隠れた逸品。

宿泊施設「TUMUGU」は、木材を生かした落ち着いた空間。和室2部屋、洋室2部屋があり、6人まで宿泊可能。各室に露天風呂が付き、満天の星空を眺めながら、ゆったりとしたぜいたくな時間を過ごすことができる。
石井さんは「大人が楽しめる新しい糸島の良さを、多くの人に知ってもらえれば」としている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)