5年ぶりに飲食スペース
糸島市本の白糸酒造で22、23日、「ハネ木まつり」が開催された。今回はコロナ禍以前と同じスタイルで催し、5年ぶりに飲食スペースが復活。白糸酒造は今年で創業170周年、代表銘柄「田中六五」が15周年の節目を迎え、これを記念して限定酒も販売され、大勢の人たちでにぎわった=写真。

会場では、試飲や角打ち、酒販売所があり、飲食店も出店。試飲は300円でぐいのみを購入すると、何度でも味を試すことができ、角打ちでは、瓶では販売していない限定酒が提供された。入り口横には、酒粕の詰め放題が用意され、酒粕の豊かな香りが漂っていた。
22日は時折、雪が舞う寒さとなったが、酒販売所には長蛇の列ができた。「途中で試飲をしたり、角打ちでお酒を購入したりしながら待ち時間も楽しんでいます」という声や、「雪がちらついて寒いけれど、風情があっていいですね」と話す来場者も。福岡市から訪れた石城山岳会のメンバーは、可也山の登山の後にハネ木まつりへ。「久しぶりの開催を心待ちにしていました」と笑顔で話し、日本酒を堪能していた。
白糸酒造の田中信彦会長は「寒い中、多くの方にお越しいただき感謝しています。皆さんに、楽しい時間を過ごしていただければと思い、まつりを催しています」と語った。
(地域特派員・柳詰紘子)
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