日本の歌をみんなで歌う会
日本の童謡や唱歌を出演者と観客が一緒に歌う「第41回 日本の歌をみんなで歌う会」(糸島市日本唱歌保存愛唱会主催)が1日、糸島市の伊都文化会館で開かれた。会場には約650人が集まり、全27曲を一体となって合唱。世代を超えて日本の歌を楽しんだ=写真。

同会は、唱歌や童謡の魅力を次世代に伝えようと、1986年から活動を続ける。開会にあたり、同会代表の平川政義さんは「唱歌や童謡はすばらしい日本、そして故郷を思い出させてくれる。今日は大きな声で一緒に歌いましょう」と呼びかけた。
ステージは、糸島の四季の情景を歌に込めた「四季糸島」に始まり、「朧(おぼろ)月夜」や「茶摘み」など会場のあちらこちらから歌声が響いた。男性パートだけで合唱する2曲では、会員に加えて観客から飛び入りの参加者もステージに立ち、堂々とした歌声を披露した。
第2部では、可也幼稚園の年長児たちが登場。かわいらしい歌声で3曲を披露した。さらにオーボエやコントラバスが加わるふれあいステージも行われた。
初めて来場した70代の女性は「ステージと客席が一緒に歌うのは本当に楽しい。どの曲も懐かしく、娘が小さい頃に一緒に歌っていたことを思い出した」と目を細めていた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)