来月1日、伊都文化会館
糸島市の小中高生が出演し、平和をテーマにした演劇を上演している「いとしまハローピースアクト」が8月1日、糸島市の伊都文化会館で平和劇「本川をつたえて~或る子どもたちの話~」を上演する。広島で被爆した居森清子さんの人生を題材に、被爆者が歩んだ道のりを通して平和について考えるきっかけを届ける。

舞台では、爆心地から約350メートルの本川国民学校で被爆し、奇跡的にただ1人生き残った少女・清子さんの体験をもとに、被爆者に対する差別や身体をむしばむ原爆症など、被爆後も続く苦しみを描きながら、命の尊さを伝える。
脚本を手掛けた代表の伊藤迪佳さん(23)は、家族も友人も失い、ただ一人生き残った清子さんに思いをはせ「『戦争は終わったけれど終わっていないこと』を伝えたい」と話す。
メンバーは4月から稽古を重ね、公演に向けて準備を進めている。伊藤さんは「今も世界では戦争が起きており、私たちが戦争を起こさない道を選ばなければ、戦争は起きてしまう。戦争を昔の出来事にせず、今と過去をつなげられるよう脚本や演出に力を入れました」と語る。
劇中では、場面に合わせたピアノの生演奏とダンスが物語を彩る。伊藤さんは「劇を通して子どもたちは平和について自分自身で考え、それを表現することに挑戦しています。子どもたちの一生懸命な演技を見ていただくとともに、来場した皆さんにとっても平和について考える機会になれば」と思いを語る。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
