志摩小金丸 庄島安子さん宅 近くの小川から勝手口へ
16年目の夏。今年もカメ子が帰ってきた!
糸島市志摩小金丸の庄島安子さん(79)宅に、今夏も野生のニホンイシガメのメス・愛称「カメ子」が姿を見せた。「ただいま」と言わんばかりの「帰省」に、庄島さんは「変わりなく来てくれてよかった」と温かく迎えている。

毎年7月から8月頃、庄島さん宅に餌を食べにやってくるカメ子。今年初めて姿を見せたのは、10日の午後6時20分。昨年は7月2日から来ていたため「今年はまだかね」と同居する2人の娘と首を長くして待っていた。
その日、安子さんがふと勝手口の外に目をやると、家のそばの小川からカメ子がやってくる姿が見えた。
慣れた足取りで勝手口に近づき、網戸の小さな破れ目からのそのそと家の中へ。この破れ目はカメ子の「専用口」。安子さんはカメ子のために、あえて繕わずにいる。魚肉ソーセージやキャットフードを与えるとパクパクと平らげた。

来訪ペースは気まぐれ。毎日顔を見せたり、2、3日おきに来たりする。「今日は来るかな」。安子さんは何度も勝手口に目をやる。
年によって違いはあるが、カメ子は1カ月ほど通ってくる。「孫が帰ってきたみたいですよ」。かわいい家族の帰省に、うれしい忙しさが続きそうだ。
カメの生態に詳しく、神戸市を中心に保全活動に取り組む谷口真理さんは「イシガメは場所にこだわりをもつ動物。カメ子の存在は、カメにとって良い自然環境が糸島に残されている証しでもある」と話している。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
