【糸島市】高齢者の移動支援 勉強会参加者募集

8月4日、市民ホール

 高齢で車の運転が難しくなった人たちの移動支援について考える勉強会「みんなで知ろう・学ぼう 移動支援」(糸島市、市社会福祉協議会主催)が8月4日(月)午後1時半から、市役所市民ホールで開かれる=写真はチラシ。

 運転免許証を返納した高齢者が、移動手段を失って病院や買い物に出かけられず苦労する事例が増えている。市社協地域課と市によると「元気なころは、自身で運転をして趣味やサークル活動に参加していたが、運転免許証を返納したことで参加しづらくなり、家に引きこもりがちになってしまい孤立化が深刻となる恐れがある」と担当者は指摘する。また、市内小学校区15か所で開催されている「地域ささえあい会議」でも、移動支援に関する課題については度々取り上げられているという。

 勉強会では、日々暮らしている地域で、年齢を重ねても外出や人との出会いを楽しみながら暮らしていけるよう、住民主体の移動支援はどんなものがあるかを学ぶため、NPO法人全国移動サービスネットワークの河崎民子副理事長が「支え合い・助け合いによる移動支援について」のテーマで講演。全国で実施されているさまざまな移動支援の実例を紹介しながら、地域ごとにどんな工夫がされているかを具体的に学べる機会となっている。

 参加料は無料。定員は80人。移動支援に関心のある人ならだれでも参加できる。同課は「移動支援のボランティアをやってみようと思い立つきっかけになれば」と期待している。
申し込みは、市社協地域課へ電話(092-324-1660)を。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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