株式会社SALT㊤ 代表取締役 須賀大介さん(49)
このコーナーは、九州大学のインターン生が糸島エリアで活動している企業や団体を取材し、その魅力を紹介します。今回は、芸術工学府修士2年、北垣玲音が福岡市西区今宿駅前で、さまざまな人たちが利用できるワークスペースなどを提供し、人々の交流・協働の場づくりをしている株式会社SALT代表取締役の須賀大介さん(49)にお話をうかがいしました。

-SALTは、今津湾の美しい景色が望める7階建のビルで、ワークスペースやレンタルスペース、スモールオフィス、ラウンジなどを貸しておられますね。ワークスペースは、利用者が空間を共有するコワーキングスペースになっているそうですね。
「コロナ禍以降、働き方が多様化しています。オフィスに行かずに働くテレワークが急速に普及し、仕事をする場所は、自宅であったり、シェアオフィスであったりと、たくさん増えてきました。コワーキングスペースも、私たちが2015年にスタートした頃は福岡市で2カ所くらいしかなかったのですが、今では福岡市内で30~40カ所ほどありますね」
-コワーキングスペースにはどのようなメリットがありますか。
「今宿のSALTを含む福岡県内の3拠点でコワーキングスペースを運営しています。そこでは、会社員やフリーランスなどいろんな人たちがオープンな場所で仕事をしています。そこで利用者同士のコミュニティーが生まれ、新しいビジネスチャンスが生まれる機会となっています」
-人とのつながりを大切にしているなと感じるのですが、どういった思いがあるのでしょうか。
「東日本大震災後の2012年に福岡へ移住してきました。特に糸島の人には、優しくしてもらえて人の温かさを感じました。移住してきて右も左も分からず本当にいろんな壁に当たったのですが、その時々で助けてくれる人がいました。SALTの原点となる経験でした」
-仕事の面で、東京と福岡で違うと感じた部分はあるのでしょうか。
「全然違いましたね。東京の場合は、ザ・資本主義という感じで金額ベースなところがありましたが、福岡では信頼がなければ次につながるのが難しいというところがありました。仕事の前に、まずは人間関係が大切だと感じさせられました」
-SALTは、自然に恵まれた絶好のロケーションですが、どのように見つけたのでしょうか。
「本当にラッキーだったと思います。全国的にみてもこれだけ駅が近くて眺めがいいところはないですよ。このビルの隣にたまたま引っ越してきて、見上げるとこの建物があったんです。ビルのオーナーさんに交渉して3階部分をワンフロア借りるところからスタートしました。そして、この最高のロケーションを発信すると『いいところだな』と思ってくれる人が増え、ビル全体を借りて運営する今の形になりました」

移住先でも目指すものが明確でそこに向かって進んでいる姿に尊敬の念を抱きました。次回は、SALTにどんな人たちがかかわっているのかお話を聞いていきます。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

