6月28日まで
糸島市二丈田中の国登録有形文化財、椛島家住宅で「佛像佛画展」が開かれている。明治時代中期に地主層の住宅として建てられ、近代的な和風建築の好例とされる同住宅を古民家美術館として公開。歴史的な趣が感じられる屋敷の中で、平安時代の仏像や仙厓和尚の仏画などが鑑賞できる。

同住宅の敷地内には、2階建ての主屋と庫院(くいん)があり、庫院は臨済宗冨貴寺のお御堂として使われている。お御堂では、阿弥陀仏坐像(ざぞう)や修行僧を表現した彫刻、明治時代の廃仏毀釈(きしゃく)で山間に捨てられた後、再納された如来像が拝観できる。主屋の床の間がある書院造の広間では、ユーモアに富んだ画風で知られる江戸時代後期の仙厓和尚が描いた獅子にのる文殊菩薩(ぼさつ)の仏画や弥勒(みろく)菩薩の金銅仏、浄土の世界を表す蓮華観音図を公開している。
冨貴寺住職の椛島禅徹さんは「釈迦(しゃか)の死後、弟子たちは『美しい心は佛の姿を見ることで感じることができる』と考えました。こうして生まれ、受け継がれてきた佛像や佛画と向き合ってみてください」と話していた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
