志摩小富士付近の森

自転車をとめ何となく知らない森に入りました。幾重にも重なった倒木の表面にきらきらと輝くものがあります。苔(こけ)の上に生えた木の新芽でした。
近年、人の手を離れ立ち入れない森林が確実に増えています。地区と地区との境目を探すのが大変なほどです。
新芽を見つめながらふと思いました。更地が森に還っていくのも、自然の大きな流れの中ではごく当たり前のことなのかもしれない。だってこの命たちは一億年もこれを繰り返してきたんだからと。一瞬の命同士で向かい合えた奇跡に感謝した朝でした。
(水彩画家・松本弘紀)
=糸島新聞ホームページに地域密着情報満載
