農建産業株式会社㊤ 代表取締役 竹浦広文さん(72)
このコーナーは、九州大学のインターン生が糸島エリアで事業活動している企業や団体を取り上げ、魅力を紹介しています。今回は、文学部2年の角田真都が、農業資材を扱う会社として始まり、現在では人と自然をつなぐさまざまな事業を展開している農建産業株式会社の代表取締役、竹浦広文さん(72)を取材しました。

-農建産業を立ち上げた経緯を教えてください。
「私は東京で3年間警察官を務めたあと、福岡に戻ったことを機に叔父に誘われて、叔父の働いていた農業ハウスや資材の製造をする会社に就職しました。10年ほど勤めたあと、そこでの経験を活かし、31歳のとき、会社を立ち上げました」
-農建産業では、どのような事業を行っていますか。
「事業の大きな柱として農業用ハウスの製造・販売を行っています。販売先は主にJAや農業法人です。糸島市に加え、唐津市や八女市など、さまざまな農家の方に使っていただいています。他にも糸島産小麦を一部使用したパンを製造販売している『ここに決めた』や、飲食店事業として糸島の新鮮な野菜、海の幸を使った料理を出す『居酒屋 伊都の台所』、地域の人に愛されている『伊都の寿司 にし川』を経営しています」
-農建産業は「人と自然をつなぐパートナー」という考え方を掲げ、環境を意識した事業を行っているとお聞きしました。
「うちでは自然環境にやさしい商品の販売や取り組みをしていくという思いでやっていますね。親が農家だったのですが、当時は農薬の規制が緩く、現在では使用が禁止されている農薬を安定して作物を栽培するために使用していました。その影響で親は健康に影響が出てしまいました。この経験から無農薬で安心安全で自然環境も大事にした農業も手掛けています」
-起業したときからずっと意識して取り組まれているのですか?
「創業当初から意識していましたね。ですが、最初の頃は会社を安定させることに必死で、環境を意識しての社会貢献をすることまで考える暇がありませんでした。しかし、5年目頃から少しずつ余裕が出てきたので、だんだんと環境に配慮した事業を行うようにしていきました」
-太陽光発電システムや浄化槽も取り扱っているのですね。
「環境に良い取り組みを進めていきたいという思いから、太陽光パネルが普及し始めた頃から取り扱っています。また浄化槽に関しては、公共下水道が整備されていない地域に家庭用向けで販売しております。小規模合併処理浄化槽は設備費が抑えられ、経済的といえます」

次回は安心安全にこだわって農作物を栽培する「さくらファーム」を紹介します。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

