糸島農業高生がレシピ考案
「若者へアピール」高い評価 —漬物グランプリ—
日本の伝統的な食文化である漬物の魅力や価値を広めようと開かれた「漬物グランプリ2026」(全日本漬物協同組合連合会主催)で、糸島農業高校の地域イノベーション部が出品した芥屋かぶのレシピが、学生の部で準グランプリを受賞した。若者へ魅力をアピールしようと考案した甘酢漬けレシピ「けや色ほっぺ」で高い評価を受けた。約300年にわたり栽培が受け継がれてきた糸島の伝統野菜・芥屋かぶの価値を広める一助となりそうだ。

大会は5月に東京で開かれ、全国から法人や個人などが趣向を凝らした漬物レシピで挑んだ。「若きクリエイターの個性的な漬物が集結!」とうたわれた学生の部には51作品が出され、独創性や素材、機能性などが審査された。
糸島の伝統野菜である芥屋かぶは、赤い皮と勾玉のような形が特徴で、酢漬けにすると鮮やかなピンク色に発色し、独特のうまみを持つ。同部では、活動の柱の一つである「新しい価値をつくりだす」の取り組みとして、伝統的な甘酢漬けを生かしながら若い世代にも親しみやすい味を目指して改良を重ねてきた。今回のレシピでは赤タマネギを加えることでポリフェノール量を高めるとともに色落ちを抑え、タマネギの辛みを生かした「和食にも洋食にも合う味」に仕上げたという。

部長の岩松玲麗(れいり)さんは「食味検査で試行錯誤を重ね、同世代へのアンケートも実施した。少しでも若い世代への漬物文化の継承につながればうれしい。今後は『けや色ほっぺ』を商品化し、地域をはじめ全国へ広めていきたい」と話した。
20日には、糸島市主催の「いとしま免疫村フェスティバル」で市民向けに活動内容を発表した。また、全国の農業高校が参加する農業クラブの大会で県を突破し、8月には九州大会に挑戦する予定。部員たちは「こちらでも全国を目指したい」と意気込んでいる。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
