地域の魅力づくり伝える/糸島新聞社代表取締役 下村 佳史

 あけましておめでとうございます。

 昨年も新型コロナウイルスの影響が続き、まだまだ収束が見えない状況が続いています。今年は、みなさまが笑顔になれる明るい年になりますよう心から願っております。

 さて、卯年は、ウサギが跳躍するイメージから、飛躍や向上を目指し、新しいことに挑戦するのに最適な年とされています。福岡市近郊にありながら豊かな自然に恵まれた糸島は、気軽に出かけられる観光地、穏やかに暮らせる移住先として人気が高まっています。ブランドが確立された農水産物も数多く、地域の魅力は年々増しています。糸島新聞は、元気いっぱいの糸島を引っ張っていく最新の地域づくりの動きを精力的に伝えていきます。

 ただ、糸島にはさまざまな課題もあります。子育て中の若い世代が暮らすベッドタウンがある一方、農山漁村地域では少子高齢化に歯止めがかからず、地域コミュニティの維持に不安を抱えるところが出ています。

 糸島のどこに住んでも、市民が安心して豊かに暮らしていける均衡のある発展。13年前に1市2町が合併して誕生した糸島市の新市づくりの原点であり、福岡市西区にとっても、とても大切な発展の在り方だと思います。

 それを着実に進めていくには、地域ごとの特徴的な課題を知る住民と、行政が一体となって協働することが肝心です。糸島新聞は、こうした動きをしっかりと応援していきます。

 本年が皆さまにとって実り多い年となりますようご祈念申し上げます。

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この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

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