3年ぶりに糸島駅伝大会 36チームが健脚競う

3年ぶりに開催の糸島駅伝大会

 穏やかな晴天に恵まれた5日、「第51回糸島駅伝大会」(同実行委、糸島青年団体連合会主催、糸島新聞社など後援)が3年ぶりに開催された。糸島市志摩の可也小グランドをスタート・ゴール地点に、市内外から36チームが可也山の麓を2周する10区間(約25㌔)でたすきをつなぎ、健脚を競った。

 開会式で、月形祐二市長が「糸島は元気なまちとして全国からも注目されています。7月には運動公園も誕生し、さらに皆さんが健康で、元気なまちになることを期待しています」とあいさつ。夢工防の荒木真智斗さんが「支えてくれた多くの方への感謝の気持ちを忘れず、けがなく最後まで走り切ることを誓います」と力強く選手宣言した。

選手宣誓

 前回から実行委員会のメンバーが入れ替わったり、以前の大会運営を知らないスタッフがいたりしたため、「過去の資料を読み込んだり、以前と変更になったバスの手配に戸惑ったり大変でした」と実行委員のメンバーは苦笑い。それでも当日は何度も打ち合わせをしながら、スムーズな大会運営に奮闘するスタッフの笑顔が印象的だった。

 ランニングしながら防犯パトロールを行うパトラン糸島の髙山幸典さんは、ワラーチと呼ばれる走るためのサンダルで6区を担当。「普段はマラソンも走りますが、駅伝はペースが速いので、息が上がります。チームで駅伝の練習会を行って準備をしていたので、無事にたすきがつながってよかった」とほっとした表情を見せた。駅伝終了後はミニマラソンも行われ、幼児から大人まで約1.8㌔を駆け抜けた。

 実行委員長の松吉孝達さんは「私の両親も子どもの頃、この駅伝を走ったそうです。50年以上の歴史ある大会。コロナでいったん途切れてしまいましたが、またここから歴史をつないでいけたら」と来年の開催に意欲を見せた。

 上位の結果は次の通り。①チームたまひろ②大橋フェニックスチルドレン③ハタエエキマエ洋食店noda。

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