昭和の糸島#417

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火山にマイクロ波中継所  昭和32年6月

 電通省(電気通信省)が、志摩村の火山山頂にマイクロウエーブ(マイクロ波)の中継基地を建設することになった。電通省とは、現在の総務省や国土交通省、NTTなどの前身。

 電話やテレビの電波を、東京―門司―福岡―火山―佐世保―長崎の間に結ぶもので、火山が中継の最適地として選ばれた。大きなパラボラアンテナが施設の上に設置され、火山で受信した後、増幅して次のマイクロウエ―ブ中継所に送信するというシステムで、翌年三月に完成予定だった。

 地元では「建設資材を山頂に運ぶためにロープウエイができる」とか、「完成すれば桜名所と薬師様に加えて、火山にもう一つ名物が増える」と喜んでいたという。

 電通省は、テレビ放送が始まった昭和28年から東京―大阪間でマイクロウエーブの運用を開始、その後徐々に全国各地へと広げていった。当時、電話は主に電話線が用いられていたが、電話線が引けない離島などではマイクロウエーブを利用した電話を使うようになり、小呂島でも昭和34年から電話が使えるようになった。

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