ママライターの『糸島で見ぃつけた!』 —「ポタジェ糸島」今月オープン—

志摩小金丸

 糸島市志摩小金丸に完成した「ポタジェ糸島」は、全国的にも珍しいオーガニック貸農園だ。運営担当は光原芽生さんと阪井麻紀さん。「安心して土と触れ合える貸農園をしたい」「耕作放棄地を何とかしたい」という2人の思いが込められている。

オーガニック貸農園を運営する光原さん(右)と阪井さん

 5メートル×3メートルの区画を14設け、農薬・化成肥料・除草剤を使わず、土づくりからこだわった環境で、安全な作物づくりをする。農具やもみ殻などの資材が準備され、懐かしい手こぎ井戸もある。区画を区切る丸太の下には、竹炭などを敷き詰め微生物のすみかにした。


 オーガニックは簡単ではないイメージのため「こちらで用意できるものはなるべく準備して、ハードルを下げた。やる気だけ持ってきてほしい」と阪井さん光原さんは「化成肥料を使わない分、野菜本来の成長過程を感じてもらえたら」と話す。


 見た目の印象も大事にしている。中央には竹で作ったアーチが並び、育った苗の葉がからまりグリーンのトンネルになる予定だ。「景観を維持しつつ耕作放棄地を解決する糸口にもなるといい」と語る2人。糸島らしい魅力的な農園として期待が高まる。

9月から1期生を募集中。
HP = https://terracoya.net/lp/potager
電話=080(6002)3616

ママトコラボ取材班 牧野 登志江

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