川付川
糸島市白糸の熊野神社近くの川付川で21日深夜から22日未明にかけて、締め込み姿の男衆が川に入り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「寒みそぎ」が行われた。
寒みそぎは室町時代、この地域が疫病や大火に見舞われた際、災いを払う目的で山伏が荒行を行ったのが起源といわれる。
午前0時の前原地点の気温は7.2度。時折雪が舞う厳しい気候の中、提灯(ちょうちん)とたいまつを先頭に、男衆約70人が神社を出発し、200メートルほど離れた川付川のみぞぎ場へ。
三つのおけに入った三升三合(約5キロ)の御国米を川の水でとぐ間、男衆は川の中で肩を組み、円陣を組んで「オイサッ、オイサッ」と声を上げたり、しぶきを上げながら水を掛け合ったりしながら冷たさに耐えていた=写真。
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