【糸島市】リウマチと向き合い木製立体パズル

二丈福井の中山さん、精巧に300点超

 木片が組み上がることで生まれる、幾何学的で美しいかたち。精巧な木製立体パズルを作っているのは、糸島市二丈福井の中山雅彦さん(68)。関節リウマチを患いながらも、指のリハビリをかねて制作を続けていて、「多くの人に手作りの良さを知ってほしい。作ってみたい人がいれば教えたいし、パズルに触れて遊んでもらえれば」と呼びかけている。

精巧な木製立体パズルを作る中山雅彦さん

 中山さんは高校卒業後、宮大工だった父のもとで修業。父や職人たちから、手すさびの技として教わったのが立体パズルだった。

 糸島に移住して工務店を営んでいたが、約30年前に関節リウマチを発症。思い通りに指が動かないもどかしさを抱えたが、「何もしないより、少しでも手を動かしていた方がいい」。病気の進行を少しでも遅らせようと、10年ほど前から本格的に立体パズルの制作に取り組むようになった。

 作品は「髪の毛一本入る隙間があってもダメ」と語るほど精巧で、大工として培った技術が生きる。仕事で出た端材を使い、これまで300点以上を制作。デザインは自身が考案したものや昔から伝わる形、インターネットで見たものなど多彩だ。パーツは6~32ピース。外して、並べて、組み立てる工程には工夫が詰まっている。

 高齢者や子どもの頭の体操にもなり、記憶力や発想の柔軟さを育む点も魅力だ。木のぬくもりを感じながら、その奥深さに触れてみてほしい。

木造り工房・木工教室「雅(みやび)」
住所 糸島市二丈福井404-4
定休日 不定休。販売も可能
連絡先 090(3664)5400

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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