【糸島市】高校生まで医療費助成

糸島市が議会に改正案上程

 糸島市は、子育て世代の経済的負担の軽減を目指し、2026年4月から、中学生までとしていた子ども医療費の助成制度を高校生世代まで拡大する条例の改正案と、関連予算を盛り込んだ一般会計当初予算案を、開会中の市議会定例会に上程した。

 同案では、助成対象を18歳(18歳に達する日以後の最初の3月31日)までとし、3歳からの通院費の自己負担額は月額500円を限度、入院費は自己負担なしとする。

 糸島市では現在、3歳から就学前の通院は月最大800円、小中学生は月最大1200円を限度に自己負担がある。入院の場合は月7日を限度に、3歳から中学生まで1日最大500円(いずれも1医療機関ごと)。所得制限は19年に撤廃された。3歳未満は変更なく、通院・入院ともに自己負担なし。

子ども医療費の変更ポイント(糸島市提供)

 市子ども課は制度改正時の26年4月の対象者を1万7,444人、事業費を2億4,656万円と見込んでいる。子ども医療費の助成については、福岡市が24年1月から対象を高校生世代までに拡大。月形祐二市長は2月20日の定例記者会見で、「子育て世代の皆さんをしっかりと応援していきたいという思いがあり、私どもは現在の制度についてもいち早く取り組んできたところだが、地域間格差が生じているのが現状だ。この改正によって少しでも子育てをしやすい環境を整えたい」と説明した。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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