JR糸島花卉部会とJR九州
糸島市のJA糸島花卉(かき)部会(髙宮康弘部会長)とJR九州が協力し、卒業や人生の新たな旅立ちの時を迎える人々の前途を祝福しようと、市内の3駅を花で装飾した。

花の装飾が登場したのはJR筑前前原駅と糸島高校前駅、波多江駅の3駅。2月28日から、今が見頃の糸島産の花々を使い、祝福と応援の気持ちを込めた花の飾りつけとメッセージパネルを設置した。
JR筑前前原駅を担当した市内の生花店「花のマキゾノ」の牧園大輔さん(46)は、「中央にサクラを配置し、ピンクを基調としながら、元気が出るような黄色い花を組み合わせた。バラ、トルコキキョウ、ダリア、ガーベラなど約7割は糸島の農家が育てたもので、残る3割も福岡県産。糸島から巣立つ皆さんが、この装飾を通じて花の産地である故郷を思い出してくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
展示を目にした乗客の1人は「若者に向けた温かなメッセージから、彼らを見守る大人の存在が感じられる。色合いも美しく、目の保養になりますね」と目を細めた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)