【糸島市】「昇」テーマに糸校体育祭

4ブロックに分かれ白熱

 糸島市の糸島高(高橋洋一校長)で6日、体育祭が開かれた。初夏の汗ばむ陽気の中、生徒たちは赤・青・黄・緑の4ブロックに分かれ、白熱した戦いを繰り広げた。会場には多くの保護者や来賓が訪れ、生徒たちのがんばりに温かな声援を送った。

 今年のテーマは「昇(しょう)」。123年の歴史を受け継ぎながら、最も熱く、記憶に残る体育祭をつくりあげようという決意を込めた。

 開会式で高橋校長は「スローガン『昇』にふさわしい、最高の体育祭にしてください」と激励。生徒会長の秀嶋悠飛(はると)さんは、約2週間共に練習に励んだ仲間たちに向け「グラウンドを自分たちの色に染めてください」と力強く呼びかけた。

 同高では、1年次に自分のブロックカラーが決まり、3年間変わらない仕組み。同高同窓会から贈られた、背中に「感謝」と書かれたブロックカラーのTシャツを身にまとい、生徒たちは一丸となって競技に臨んだ。

 今年は、同高が総合的な探究の時間に実施している「糸高志学」で、体育祭を研究したグループが考案した競技「いとっこかけっこ」が初めて行われた。クイズを解いたり、借り人・借り物競争をしたりする障害物リレーで、会場を沸かせた。

障害物リレーの「麻袋ぴょんぴょん」で力走する選手

 また各ブロックの応援席には、糸島高校応援歌の歌詞が書かれたのぼりが久々に復活。ダンスや演舞を披露する応援合戦、ブロック対抗リレーなど、グラウンドは終始熱気と笑顔に包まれていた。

 体育祭実行委員長の末松透馬(とうま)さんは「気合いを入れるため」、体育祭前日に秀嶋さんと頭を丸刈りにして臨んだ。「どのブロックも、限界を突破するほどがんばっていた。最高すぎる体育祭だった」と満面の笑みを浮かべた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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