【糸島市】復顔像「似ている」縁で寄付

「玄海」が新町遺跡保存会に

 糸島市内で寿司・活魚料理店「玄海」を営む武谷淳也代表は5月22日、同店主催のゴルフコンペのチャリティーで集まった5万5,954円を、新町遺跡保存会(中原秀和会長)に寄付した。同日、同市志摩の新町支石墓群史跡公園で贈呈式が行われた。

 ゴルフコンペは「玄海」の創業30周年を記念して、12日に福岡セヴンヒルズゴルフ倶楽部(佐賀県唐津市七山)で開催され、154人が参加。武谷代表らがチャリティーの寄付先を検討していたところ、新町支石墓群9号墓から出土した人骨の復顔像に武谷代表が似ていることが縁で、保存会に寄付することに決めた。

「玄海」の武谷代表(右)とそっくりな9号人骨復顔像(中央)

 新町支石墓群は、可也山西麓の砂丘上に位置する弥生時代早期から前期の遺跡。これまでに26基の支石墓を含む計57基の墓が確認され、2000年に国史跡に指定された。新町支石墓群史跡公園は、4月1日に開園したばかり。総面積は約7,500平方メートルで、併設の新町遺跡展示館も33年ぶりに全面改修された。

 寄付のきっかけとなった弥生時代前期の9号墓の人骨は、九州大と佐賀大の協力で、最新の研究成果に基づき復元。骨格分析の結果、縄文系の特徴を色濃く残しつつ、一部に渡来系の要素も認められ、混血が進んでいたことが分かる。

 保存会の中原会長に寄付金を手渡した武谷代表は「初めて市の広報紙で復顔像を見たとき、自分に似ているとピンときた。糸島で商売をさせていただいて30年、地元への恩返しを考えていたので、いいご縁をいただいた。保存会の皆さんの活動の一助になれば」と話した。

 保存会は寄付金を、公園へのプランター整備やTシャツなどのグッズ制作に充てる予定といい、中原会長は「大切に使わせていただきたい」と感謝の言葉を述べていた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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