スポーツ・交流・防災 市民の拠点が完成

西側上空から見た市運動公園。中央にスポーツプロムナードが通る

糸島市運動公園(同市蔵持)が7月1日、オープンする。同公園は、運動広場や多目的体育館など、誰もがさまざまなスポーツを楽しんだり、憩いの場として集ったりできるだけでなく、大規模災害時は避難施設としても活用できる。公園の東西をつなぐスポーツプロムナードを中心に、簡易トイレを取り付けられる12個のマンホールや、かまどとしても使えるベンチ手押しポンプ式の井戸などがあり、万が一に備えた施設となっている。

メインアリーナ(1階)=バレーボールコート2面、バスケットボールコート2面、バドミントンコートなら8面分取れる広々としたアリーナ。
固定観客席457席と車いす用のスペース12席分のほか、移動式観客席が360席分ある。
式典などを開催する場合、最大1500人を収容することができる
サブアリーナ(1階)=バレーボールコート1面、バスケットボールコート1面、バドミントンコートなら4面分の広さ


 市は、25日に同公園の多目的体育館で開園記念式典を開き、市民とともに公園の完成を祝う。


□多目的体育館
 いろいろなスポーツの大会や式典会場にもなるメインアリーナなど、運動に親しめる設備がそろっているだけでなく、バリアフリーのトイレや車いす対応のシャワー室、授乳室やキッズスペースなど、誰もが使いやすいように配慮が行き届いている

武道場兼多目的運動室(2階)=柔道、剣道、空手とも2面分の試合場が取れる。
床は、剣道などで足を踏み込んでも衝撃が緩和されるつくりになっている。
またダンスやヨガをする際に活用できるよう、壁面の一部に鏡が設置してある
トレーニング室(1階)=ランニングマシンや胸筋を鍛えるチェストプレスなど約20種類のトレーニング機器が並ぶ。
車いすに座ったままでも利用しやすいように工夫された機器もある。
機器の使い方などを教えるトレーニング指導員が常駐し、初めての人にもレクチャーしてくれる
フットサルコート兼テニスコート=人工芝(砂入り)で、フットサルコート2面分、テニスコートなら4面分の広さ。
防球ネットは高さ5m、夜間用LED照明も備えている
遊具広場
すべり台などの複合遊具やゆらゆら揺れるスプリング遊具のほか、砂場は車いすに座ったまま遊べる高さに作られている
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この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

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