【糸島市】能登半島へ募金して おいしいクッキー

フランス菓子店 果摘

 糸島市志摩小富士のフランス菓子「果摘(かつみ)」では、年始に起きた能登半島地震への募金を集めており、300円の募金に対し「希望のハート」クッキーを1枚進呈する取り組みを行っている。

 フランスの伝統菓子ギャレットブルトンヌの生地で焼いたハート形の厚焼きクッキーは、バターの風味が豊かで、ふんわりとラム酒が香る。募金に協力した客は「ご褒美をもらった気分」とサクサクのクッキーを手に笑顔を見せた。パティシエの楠本克美さんは「募金しやすい仕組みかなと思います」と募金への協力に感謝した。

希望のハートクッキーを持つ楠本さん夫妻

 楠本さんが専務理事を務める県洋菓子協会では震災直後、同会会長の「どげんかせんといかん」の音頭のもと募金活動を始めた。それぞれの店舗でクッキーを焼いたり、ケーキの代金の一部を募金にあてたりと工夫をして集めた募金を、月ごとにまとめて同協会から石川県に送金している。同協会からの義援金は1月から6月までの累計で、約340万円となった。同店では、7月末まで募金活動を継続する予定。

フランス菓子店 果摘
問い合わせ 092(332)0952

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